DC給付の申請方法

DC給付までの流れ

 

1. 60歳になるとお知らせが届く 

 

 60歳の誕生日を過ぎると、金融機関から確定拠出年金資格喪失年齢到着のお知らせと、給付の手続きに関するご案内が届きます。

 

2. DCの給付の書類を送付依頼する

 

 DCを受取りたい場合は、金融機関に老齢給付裁定請求書の送付を依頼します。

申請書類の送付を依頼しただけでは、受給開始にはなりませんので、安心して依頼してください。逆にこれらの書類(裁定請求書)を提出しないと、いつまでたってもDCを受取る事ができません。(注:75歳の誕生日が来ると、強制的に一時金での受取となります。)

 

 今はまだ受取る予定が無い場合でも、どのような書類があり、どのように受け取れるのかを具体的に確認するだけでも意味があるります。特に、年金形式(分割)で受取る予定の方は、自分が想定している受け取り方が可能か、確認する意味でも、実際の書類を取り寄せて、疑問点は金融機関に確認するようにしましょう。

 

3. 受け取り方法の検討

 

 まずは、一時金で受け取るか、分配金で受け取るかを決めましょう。金融機関によっては併用も可能のようです。それぞれ退職所得控除、年金所得控除なども考慮して決めます。詳細は一括と分割どちらが有利?を参考にしてください。

 

 年金形式で受け取る場合は以下の内容も決めます。

  • 受取期間(5年、10年など)
  • 年間の受け取り回数(1回、2回、4回、6回など)

ポイント:年金形式で受け取る場合は、受け取り終了まで運営管理手数料が発生します。また、給付金送金手数料も支給の都度発生します。

 

4. 書類に必要事項を記入

 

 確定拠出年金 老齢年金裁定請求書(以下にSBIのサンプルを掲載)に必要事項を記入します。

年金形式で受け取る場合には、年金計画書などの金融機関指定の用紙に受取期間、年間の受け取り回数など必要な項目を記入します。

 

5. 添付書類の準備

 

 印鑑登録証明書など金融機関が指定する必要書類を準備します。

 一時金で受け取る場合は、退職所得の源泉徴収票も必要となります。

 

6. 書類の送付

 

 全ての書類が揃いましたら、金融機関に送付します。記載事項に漏れが無いか、必要な書類は全て揃っているかなど、しっかり確認してください。

 

7. 裁定完了通知の受け取り

 

 申請した書類の審査が完了すると、完了通知が届きます

 

8. 指定口座へ振り込み

 

 全ての手続きが完了すると、一時金又は年金給付が行われます。

書類送付から7の振り込みまでの間に裁定でも1~2か月はかかるようです。

 

ポイント:

金融機関によって、提出する書類の様式、記入項目が異なりますので、ご自身の金融機関に必要な資料を請求しましょう。さらに、不明な点は金融機関のサポート窓口に問い合わせましょう。

 


SBI証券の確定拠出年金 老齢年金裁定請求書(見本)