消費税増税とキャッシュレス決済のポイント還元

2019/10/01 追記

2019/09/29 追記

2019/08/25 追記

2019/08/20 New

 

 

いよいよ2019年10月1日から消費税が10%に増税されます。
しかし、食品などは持ち帰りの場合は軽減税率の8%等、相当混乱しそうですね。
また、併せて実施されるキャッシュレス決済のポイント還元も気になりますね。

今回は、消費者の目線でポイント還元の情報をお届けします。

 

2019/10/01 追記

 

◆ 交通系カードは注意!
 
PASMOは事前の登録をしていないとポイント還元が受けられないことがわかりました。
PASMOは各鉄道会社共通のポイント制度が無かったため、PASMOキャッシュレス還元ポイントが新設されました。

PASMOの場合、以下の専用のサイトを通じて電子メールアドレスなどの個人情報を登録する必要があります。ポイントの受け取り方法も駅の窓口など指定された受け取り場所に出向き、メールを見せてチャージするようです。

 

https://www.pasmo-point.jp/


SUICAもJRE会員登録していないと、ポイント還元を受け取れないようです。

交通系カードでキャッシュレス決済を利用する場合は十分注意してください。
登録前に利用した分はポイント付与の対象外となりますので、今すぐ登録しましょう。

なお、コンビニではキャッシュレスポイント分が支払い時に値引きされるので、交通系カードでも割引が受けられる(?)と思います。

 

 

2019/09/29 追記

◆ ポイント還元対象店検索アプリが利用可能

 

 スマホアプリでポイント還元対象のお店を探すことができます。

さっそく使ってみました。

 

 決済方法がPayPayだけのような個人商店は、割引率と支払方法が比較的わかりやすいと思います。

 

 お店に行かなくても、ポイント還元されるのか?還元率は?支払方法は?という事がわかるので便利です。

 

アプリのダウンロードその他ポイント還元事業のHP

(アプリのダウンロードは一番最後の方に掲載されています)

https://cashless.go.jp/

 

 参考:アプリの画面

 近くのマクドナルドを表示すると、決済方法毎に黄色いマークが表示されていてマクドナルドが5-6軒密集しているような表示でちょっと使い勝手がよくないようです。

 

 

ポイント還元店検索アプリの画面
ポイント還元店検索アプリの画面

 

 

◆ お店によってポイント還元率が異なる。

キャッシュレスで支払っても、お店によってポイント還元率が異なります。
一般の中小のお店は5%還元、フランチャイズ等は2%還元となります。
今から買い物をするお店が何%ポイント還元なのか、買い物の前に知りたいですね。
安心してください。ポイント還元対象のお店はこのような店頭ポスター表示があります

ポイント還元率が大きく書かれていますので、間違うことは無いと思います。

但し、ポイント還元率より値段が高いお店で買うと、結局は高い買い物になってしまいますので注意が必要です。例えば大手スーパー等は特定の曜日や日によって5%ポイント還元等がありますので、まさにどこの店で買うのが安いのか混乱しますね。

ポイント還元はおまけぐらいに考えて、基本は安くて品質の良いお店で買うのが一番と思います。

登録加盟店一覧に還元率が表示されていますので、気になる方は以下のサイトをご覧ください

https://cashless.go.jp/assets/doc/kameiten_touroku_list.pdf


◆ ポイント還元を受けるための支払い方法

クレジットカード、交通系カード、PayPay LINEPay等 通常私達が使用する物はほぼ全てが決裁事業者として登録済のため、どのカードやスマホ決済でもほぼ問題はありません。普段使い慣れている支払方法で支払うだけで、ポイントが付与されます。

参考:登録決裁事業者のリスト
https://cashless.go.jp/assets/doc/kessai_touroku_list.pdf


◆ ポイント還元対象外の商品

以下の商品やサービスはポイント還元の対象外です。

〇有価証券等、郵便切手類、印紙、証紙、物品切手等

   (商品券、プリペイドカード等)

   (株、投資信託、債券、外国為替)
〇自動車(新車・中古車)の販売
〇新築住宅の販売
〇当せん金付証票(宝くじ)等の公営ギャンブル
〇収納代行サービス、代金引換サービスに対する支払い
〇給与、賃金、寄付金等
〇その他、本事業の目的・趣旨から適切でないと経済産業省及び 補助金事務局が判断するもの
 病院、薬局
 介護サービス
 学校(授業料、入学金等)


◆ ポイント還元の方法

クレジットカードなど多くの場合、カードの利用額に応じたポイントが発行されます。
ポイントはそのポイントで買い物をすることができるようですが、詳細はまだ発表されていません。

デビットカードの場合は銀行口座から即時決済されるため、クレジットカードなどと違いポイントの付与が難しいのですが、具体的な方法はまだ不明です。

銀行口座に後日振り込まれるのか、その場でポイント分割引されるのか、どうなるのでしょうか?
興味のあるところです。

 

2019/9/29 追記

デビッドカードのポイント還元方法がわかりました。

デビッドカードで支払うとその場で銀行口座から購入代金が引き落としされます。

その数日後にポイント還元分が銀行口座に振り込まれます。

 

 

2019/08/25 追記

ポイント還元の方法が徐々に明らかになってきました。

カードによって還元方法が異なることもわかってきました。
三菱UFJニコスの以下のサイトでは関連する5つのカードについてポイント還元の方法が案内されています。

 http://cr.mufg.jp/cashless/member/index.html

① 請求額からポイント分を差し引く
消費税還元ポイント分を集計して、後日の請求月の請求額から差し引いて請求されます。
使用するタイミングによって、カード利用分の請求よりポイント還元のタイミングが少し遅れます。
なお、還元額が請求額より多い場合は、引落の口座に差額分が振り込まれます。
この場合は、消費者はポイントの管理が不要なので安心です。


② 通常のポイントにポイントが加算
ふだん貯めているポイントに消費税の還元分のポイントが加算されます。
この場合も、ポイントが付与されるタイミングは請求とズレる場合があります。
この場合は、通常のポイントと同様、消費者がポイントを管理し、商品の購入などに使用する必要があります。ポイントが期限切れで失効しないように管理・使用する必要があるので少し面倒です。

ここで注意が必要なのは②の方式ですね。ポイントが分散すると管理も使うのも大変ですので、使用するカードは1-2枚に絞って使うようにしましょう。

◆ ポイントの残高と有効期限

一般のポイントと同じように有効期限があるようですが、詳細はまだ発表されていません。
また、ポイント残高の確認も必要ですが、詳細は不明です。
一番簡単なのは、決済業者が既に提供しているポイント制度を利用して、今回のポイントを上乗せする方法ですが、はたしてどうなるでしょうか?

 


2019/08/25 追記
還元されたポイントの確認方法は、専用サイトが2019年12月頃開設となっていて、詳細はまだわかりません。

 

2019/9/29 追記

駅ナカのコンビニは一部ポイント還元されない

セブンイレブン、ファミマ、ローソンは直営店でもポイント分の割引を行い、フランチャイズ店と価格を同じにすると発表されていましたが、一部の駅ナカの店ではポイント分の割引をしないと発表がありました。

同じコンビニでも価格が異なるということで、食品の軽減税率も含め10月1日から相当混乱しそうですね。

 

◆ 最後に

 

まだまだ未発表の情報が多い状況ですが、新しい情報が発表されましたら順次こちらに掲載します。



参考
経済産業省 キャッシュレス・消費者還元事業概要

https://cashless.go.jp/assets/doc/kameiten_setsumeikai_shiryou.pdf