すぐにということは無いにしても、「日本が預金封鎖になった時にどうするか?」という対策はあるのでしょうか?
当然ですが預金封鎖は突然発表されるため、普段から対策をしておく必要があります。
調べた範囲では、海外の銀行口座を開設するのが一番簡単そうですが、これさえも一般庶民にとっては相当ハードルが高いと思います。
いつの時代も庶民は生かさず殺さずということのようですネ。
数十億単位の金融資産を持っている富裕層にとっては、致命的な痛手を被る事になりますので、海外の口座開設や不動産投資など既に対策していると思われます。
◆ タンス預金は無意味
まことしやかに、「現金で持っていれば安全」というのはウソです。
預金封鎖と新紙幣発行はペアで行われることが多く、タンス預金で古い紙幣を持っていても旧札は使えません。銀行では決められた額しか新札に交換できないため、残りの旧札は紙くずになります。
◆ 日本の株・投資信託や債券
預貯金同様、預金封鎖で引き出せなくなり、没収されます。
◆ クレジットカードなどのキャッシュレス
預金の引き出し同様、使用上限が制限され、それ以上は利用できなくなると考えられます。同時にカードの利用代金が銀行口座から引き落とし出来なくなり、結局は利用できない状態になるでしょう。
◆ ドル預金
極端な円安になるため、ドル預金は為替リスクの対策にはなりますが、日本の金融機関ではドル預金も封鎖されれば、全て没収されてしまうため無意味です
◆ 海外の金融機関口座を持つ
これが一番効果的のようです。
しかし、原則として現地での口座開設が必要で、それはそれでハードルが高いと思います。英語力も必要です。
香港での口座開設などを支援するプライベートバンクを利用するという方法もありますが、預金が最低1億以上とか開設の条件があり、それなりに資産を持っていないと利用が難しいようです。
※ 三菱UFJ銀行は、海外口座ご紹介サービスがあり、日本にいながらアメリカやタイなどに口座を開設できるようです。どこまで預金封鎖に効果的かはわかりませんが、検討の価値はあるかも知れません。
◆ 貴金属を持つ
これも、金など200万円以上の高額な貴金属はゲートキーパー法で取引が国に知られているため、没収される可能性が高いようです。
◆ 日本の不動産を保有
さすがに自分が住んでいる自宅は没収されないと考えられます。
工場、オフィスビルなど業務用の不動産、農地、アパート経営、駐車場などの収益不動産はどうなるでしょうか?判断の分かれるところです。
◆ 海外の不動産を保有
その国の法律に依存しますが、国籍取得など要件を満たす必要があるため、相当ハードルが高いと考えられます。自分では使えないし、本当に預金封鎖対策だけのために、購入するのか?と考えると、一般庶民には手が出ないように思います。
不動産投資と考えれば有りかも知れませんが、不動産に関する知見がなければ騙されて大損するリスクもあります。
◆ 海外へ移住
その国の法律に依存。国籍取得など要件を満たす必要があるため、相当ハードルが高いと考えられます。また、その国で預金封鎖が起きる可能性もあります。
そこまでして預金封鎖に備えるか?というレベルです。
以上の方法から、一般庶民の預金封鎖対策は相当ハードルが高いことがわかります。
私は、言葉の心配もなく治安も良い日本に住み続けることにします。
預金封鎖されたときは、あきらめることにしましょう。
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