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令和2年度 金融庁 税制改正要望

2019年8月30日 金融庁から平成2年度の税制改正要望が公表されました。

 

主な内容は以下の3点です。

 

1.資産形成を支援する環境整備

  NISAの恒久化・期限延長

  NISAの利用促進と利便性向上(つみたてNISA奨励金の非課税措置、 NISA口座の手続書類の電 子化等)

2.簡素で中立的な投資環境の整備

  金融所得課税の一体化

  上場株式等の相続税評価の見直し

3.保険・特別法人税  

  生命保険料控除制度の拡充

  特別法人税の撤廃又は課税停止措置の延長

 

出典:令和2年度 税制改正要望項目 (金融庁)

https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/19zeikai.pdf

 

 特に1のNISAに関する要望を見る限り、まだ終了時期まで少し時間があるので、必死さがあまり感じられません。

一般NISA、ジュニアNISAは2023年末に終了となりますが、2021年頃には何らかの動きが出てくるのではと思います。

遅くとも2022年(令和4年)の税制改正要望で延長が認められないと、時間切れで制度が廃止になります。

 

 一時期、積立NISAが発表された時に、将来は積立NISAに一本化という話も出ていましたので、制度をシンプルにするという意味でも、一般NISA、ジュニアNISAは廃止の方向で進んでいるのかも知れませんね。