参院選で自民勝利、株価も上昇

昨日の選挙は自民党の大勝利となり、今日の株価は終値で601円高に。

 選挙結果を受け、日本株は朝から上昇し、終値は601円高の15,708円に、また為替は午後の安倍首相の記者会見で、アベノミクスのさらなる推進発言を受け、100.7円付近から101.9円まで円安が進んでいます。

 自民勝利と株高は、予想通りの結果と言えますが、アベノミクスを推進する財源は国債発行(赤字国債?)を予定されている様子。消費税増税を先送りし、おいしい所だけつまみ食いのアベノミクスは、いずれ破城する危険性をはらんでいます。

 とはいっても、今回の選挙結果を受け、BREXITで日本だけ取り残されていた、株価が半値戻しとなり、一般投資家は少しホッとしたのではないでしょうか?この後、日銀が追加緩和で援護射撃をタイミングよく打ち出せれば、株価も17,000円回復するかもしれませんね。

 為替は105円には程遠い状況ですが、こちらは、BREXITの影響で、米国の年内予定されていた2回の金利引き上げが、先送りされている現状では、大きく円安に戻るのは難しいようです。FOMCで米金利引き上げが議論される環境となれば、日米の金利差から105円を超える円安も可能性が出てくるでしょう。今日は選挙結果を受けて円安となっていますが、この後もさらなる円安となるには、日銀の追加緩和等、次の円安のタネが必要です。