BREXIT

 いよいよ明日23日はイギリスのEU離脱の国民投票ですね。投資家はすでに対策を済ませたかのように、今日は為替はあまり動きがありません。ドル円は104.32 ~ 104.85のレンジ。

 

仮に、イギリスがEU離脱となった場合ポンド、ユーロは大きく売られ、その反動としてドルと円は買いが予想されますが、ドル円で考えると、ドルも円も買われるので相対的に、そんなに大きく下げるとは考えにくいです。ドル円も円高傾向には動くと思いますが、どれくらい円高に動くのかが問題ですね。

 既に2015年12月の123,67円から19円の円高水準まで来ています。しかも、今年後半のカレンダーを考えるとFRBの利上げ、日銀の追加緩和(?)が控えていることを考えると、イギリスの国民投票でEU離脱となって仮に2-3円円高になったとしても一時的で、その後円安、株高に反転する可能性は十分にあります。

 金融の世界では「噂で買って、事実で売る」ということわざがあるように、イギリスの国民投票はどちらの結果となっても、やがて収束し、7月以降は円安に向かうのではないかと予想しています。